タイムを記録するための、ツールの導入方法について記述する。
なお、スコア管理ツールは、ゲーム(クライアント)が最新でないと接続できなくなる可能性あり。最新版(現時点で2.11.26)は公式HPのダウンロードリンクにある(steam版のTrackmaniaNationsForeverも古いみたい)。
1. xamppをインストール
スコアをデータベースで管理するため、xamppをインストールする。xamppにはMariaDBというデータベースやそれを管理するためのツールなどが含まれている。
【ダウンロードリンク】
https://www.apachefriends.org/jp/download.html
5.6.30 / PHP 5.6.30(5.6.Xの最新バージョン。他のバージョンでもいいかもしれないが、未検証のため、このバージョンが無難)
インストールの詳細は
https://techacademy.jp/magazine/1722
などを参照。
インストールが終わったら、MariaDBの管理者アカウント(root)に対して、パスワードを設定しておく(初期値はパスワードなし)。
設定方法は、
https://www.adminweb.jp/xampp/mysql/index2.html
を参照。「MariaDBへの接続テスト」は行わなくてもよい。
rootのパスワード設定後にphpMyAdminのログインに関する設定を行う。
https://www.adminweb.jp/xampp/mysql/index3.html
2.1 xaseco v1.16をインストール
http://www.gamers.org/tmn/
から、xaseco v1.16をダウンロードし、解凍する。
newinstallフォルダの.phpファイル以外をxasecoフォルダに、.phpファイル(3つ)をxaseco\includesに移動する。
設定ファイルを変更する。
1.config.xml
<masteradmins>
<!-- /ip:port in tmlogin only needed when joining server over LAN -->
<!-- ipaddress can be specified to guard each login against -->
<!-- unauthorized use of admin commands from other IP addresses -->
<!-- format:
<tmlogin>YOUR_MASTERADMIN_LOGIN</tmlogin> <ipaddress>YOUR_MASTERADMIN_IP</ipaddress>
-->
<tmlogin>トラックマニアのアカウント</tmlogin> <ipaddress></ipaddress>
</masteradmins>
これは管理者用のIDを設定する部分で、トラックマニアのアカウントにはいつもゲームプレイしているアカウントを指定する。複数指定することもできる。
自宅のゲームサーバの場合、ipaddressの値は設定不要。
<tmserver>の<password>をSuperAdminに、<port>を5000から5002に変更する。
<tmserver>
<login>SuperAdmin</login>
<password>SuperAdmin</password>
<ip>127.0.0.1</ip>
<port>5002</port>
<timeout>180</timeout>
</tmserver>
2.dedimania.xml
<masterserver_account>の各項目を以下の様に修正する。
<masterserver_account>
<login>サーバ用アカウント</login>
<password>サーバ用パスワード</password>
<nation>JPN</nation>
</masterserver_account>
サーバ用アカウント、サーバ用パスワードはServerManiaの【Network】タブで設定したものと同じものを設定する。
3.localdatabase.xml
以下のようにDBの設定を行う。
<mysql_server>localhost</mysql_server>
<mysql_login>root</mysql_login>
<mysql_password>rootのパスワード</mysql_password>
<mysql_database>xaseco_db</mysql_database>
xaseco_dbはスコア管理用に作成するデータベースで、名前は何でもよいが、以降も出てくるので、xaseco_dbとしておく。
4.データベースの作成
MariaDBでデータベースを作成する。
MySQLの【admin】ボタンをクリック
【データベース】タブをクリック
データベースを作成するというところで、データベース名にxaseco_dbと入力し、【作成】ボタンをクリックする。(照合順序は変更不要)
5.テーブルの作成
【インポート】タブをクリック
xaseco\localdb内の以下の3つ.sqlファイルを一つづつ選択し、それぞれ【実行】をクリック。
・aseco.sql
・extra.sql
・rasp.sql
6.aesco.batのパス書き換え
赤字の様に、実際にインストールしたフォルダ名に書き換える。
@echo off
rem ****** Set here your php path *******
set INSTPHP=C:\xampp\php
rem *************************************
PATH=%PATH%;%INSTPHP%;%INSTPHP%\extensions
"%INSTPHP%\php.exe" aseco.php
pause
2.2 プラグインの追加
以下の二つのプラグインを、リンク先からダウンロードする。
Fufi Menu v0.37
http://www.tm-forum.com/viewtopic.php?t=17450
これは左上にメニューを表示するプラグイン。無くてもそれほど困らない。
Fufi Widgets (v0.80b)
http://www.tm-forum.com/viewtopic.php?t=15897
これは、各タイムをウェジットで画面上に表示するプラグイン。
解凍したものを、xasecoフォルダとpluginsフォルダへそれぞれコピー。
xasecoフォルダのplugins.xmlに、以下の様に2行追加する。
・
・
<plugin>jfreu.plugin.php</plugin>
<plugin>mistral.idlekick.php</plugin>
<plugin>plugin.fufi.menu.php</plugin>
<plugin>plugin.fufi.widgets.php</plugin>
</aseco_plugins>
3. xaseco起動
ServerMania等でTrackManiaサーバの起動が完了したら、xasecoフォルダのaesco.batをダブルクリックして起動すると、クライアントの画面上に記録タイムが表示される。あらかじめデスクトップにショートカットを作成しておくと起動が楽。